放課後等デイサービスとは?放課後等デイサービスの特徴や仕事内容についても紹介

コラム

2023/12/04

 

今回は、福祉の仕事の中でも注目されている「放課後等デイサービス」についてご紹介します。放課後等デイサービスは、子どもたちの成長を支え、社会参加を促進する大切な施設です。この記事では、基本的な情報や仕事の種類について分かりやすく解説します。

 

もくじ

放課後等デイサービスとは

放課後等デイサービスの利用の流れ

放課後等デイサービスのお仕事と内容について紹介

まとめ

 

 

放課後等デイサービスとは

放課後等デイサービスは、2012年4月に児童福祉法に基づいて生まれた福祉施設です。その主な目的は、夏休みや放課後に、6歳から18歳までの就学児童に対して、集団活動、自立支援、そして余暇の提供を行うことです。

 

このサービスの利用対象者は、6歳から18歳までの就学児童で、18歳を過ぎても必要性がある場合には20歳まで利用できます。障がいのある児童だけでなく、発達に特性があると診断された子どもたちも利用できます。以前は未就学児と就学児童が同じ施設に通っていましたが、2012年の児童福祉法改定により、未就学児は「児童発達支援」、就学児童は「放課後等デイサービス」という2つのカテゴリーに分かれました。

 

放課後等デイサービスの役割は多岐にわたります。まず、子どもたちの最善の利益を保障し、家庭や学校などとは異なる時間・空間・人・体験を提供します。これは、子どもたちの自立につながる訓練や社会との交流を促進するものです。また、共生社会の実現に向けた後方支援も行います。障がいのある子どもたちでも地域社会に参加できるように、他の子どもたちと共に集団生活を通じて成長できる環境を提供します。児童館や放課後児童クラブと連携し、専門的な知識と経験に基づいた支援を行います。一般的な子育て支援施策も利用している子どもたちには、保育所等への訪問支援も提供されます。

 

そして、保護者支援も大切な役割の一つです。障がいのある子どもたちだけでなく、その保護者に対しても様々なサポートが行われます。子育てに関する悩み相談や家庭内での養育方法の教授などが含まれます。また、施設で子どもたちを預かることで、保護者の時間を確保することも支援の一環です。

 

まとめると、放課後等デイサービスは、6歳から18歳までの就学児童に向けた特別なサポート施設であり、子どもたちの成長と発達をサポートする重要な役割を果たしています。一方、児童発達支援は0歳から6歳までの未就学児童が対象です。どちらのサービスも、子どもたちの個別のニーズに合わせた支援を提供し、共生社会の実現に向けた努力を重ねています。放課後等デイサービスと児童発達支援は、子どもたちの成長と発達段階に合わせて、適切な支援を提供するために設けられています。


 

放課後等デイサービスの利用の流れ

放課後等デイサービスの利用手続きについて、詳しくお伝えします。

まず、福祉担当窓口や障害児相談支援事業所に相談し、希望の施設を見学します。施設が決まったら、障害児支援利用計画案を作成します。この計画案には、支援者のサポートを受けながら保護者主体で作成する方法と、相談支援事業所に聞き取り調査をしてもらい作成する方法があります。手帳がない場合、意見書の提出が必要な場合もありますので、事前に確認が必要です。計画案と支給申請書を提出し、利用条件を満たすかどうかの調査が行われ、審査に合格すると受給者証が交付されます。最後に、施設との契約を結び、利用を開始します。

 

詳しい流れ

 

1. 利用相談:まず、お住まいの福祉担当窓口や障害児相談支援事業所に相談します。どの施設を利用したいか、希望を伝えます。

 

2. 施設の見学:希望の施設が見つかったら、その施設を訪れて見学しましょう。空き状況の確認や、お子様についての相談も行います。前もって見学や体験をしてみることで、利用のイメージが湧きやすくなります。

 

3. 障害児支援利用計画案の作成: 利用計画案の作成方法は2つあります。保護者主体で支援者の方がサポートしながら作成する方法と、相談支援事業所に聞き取り調査をしてもらい作成する方法です。必要な場合、療育手帳などの提出も行います。

 

4. 書類提出: 計画案と障害児通所給付費支給申請書を窓口に提出します。所得証明書などの書類が必要な場合もありますので、事前に確認が必要です。

 

5. 調査: 放課後デイサービスの利用条件を確認するために、調査が行われます。

 

6. 審査: 調査結果をもとに、受給者証の交付対象かどうか審査が行われます。

 

7. 受給者証の交付: 審査に合格すると、受給者証が交付されます。

 

8. 施設との契約: 最後に、受給者証と障害児支援利用計画を持って、サービス利用に関する契約手続きを行います。契約が完了すると、子どもたちの成長を支える素晴らしいサービスを利用できるようになります。

 

放課後等デイサービスの利用には、受給者証が重要です。市区町村から発行されるこの証明書があれば、利用料金の9割が自治体負担となります。ただし、利用料金は自治体によって異なり、家庭の所得に応じて変動します。

 

所得に応じた月額負担額は以下の通りです:

 生活保護受給世帯・市町村民税非課税世帯:負担上限月額0円

 市町村民税課税世帯(前年度の年間所得890万円までの世帯):負担上限金額4,600円

 市町村民税課税世帯(前年度の年間所得890万円以上の世帯):負担上限金額37,200円

 

受給者証により、ひと月に利用できる回数の上限が一人ひとりに合わせて決まります。この上限は、審査によってお子様や保護者の状況、家庭環境に基づいて設定されます。基本的に、設定された利用回数内であれば、複数の施設を掛け持ちして利用することも可能です。また、その他の費用として、おやつ代や制作物の材料代、外出交通費などの実費が一部施設においてかかる場合もありますので、施設ごとの詳細な情報を確認することが大切です。



 

放課後等デイサービスのお仕事と内容について紹介

〇仕事内容

 

1.個別支援計画に基づいた支援:通所する子どもたちそれぞれが異なる特性を持つため、個別支援計画に基づいた支援が行われます。具体的な支援内容には、課題の補助、学習のサポート、集団活動のサポート、余暇の提供が含まれます。また、施設外の支援として、地域や社会の行事にも参加することがあります。支援方法は事業所に応じて多様で、音楽や運動を通じた支援も行われます。

 

2.学校や自宅への送迎:この仕事には学校や自宅への送迎も含まれます。子どもたちを学校に迎えに行き、事務所で預かり、自宅へ届けます。休日にも送迎が必要な場合があるため、毎日の業務となります。送迎の時間は遅れが許されないため、複数のスタッフが協力して行います。

 

3.保護者とのコミュニケーション・面談:日々の支援状況を把握するために、支援計画に基づいた書類を作成し、保護者と面談を行います。時には家庭内での支援の相談にも応じます。保護者とのコミュニケーションを通じて、子どもへの効果的な支援が行えます。

 

4.その他の業務:その他の業務には、清掃業務、事務作業、支援活動に必要な道具の用意、設備点検、おやつの調理などが含まれます。放課後等デイサービスでは、子どもへの支援だけでなく、施設運営全般に関わる業務も行う必要があります。

 

〇メリット

・自立支援や集団活動を通じて子どもたちの成長過程を見守ることができます。

・一人一人の子どもと向き合った指導が可能であり、彼らの成長を見ると大きな喜びを感じることができます。

・障がいのある児童にとって、放課後等デイサービスは「居場所」となり、自立支援を行うやりがいのある仕事です。

 

〇デメリット

・求人が少ないため、自分のニーズに合った勤務先を見つけることが難しい場合があります。

・放課後等デイサービスに通所する子どもたちは異なる特性を持っており、支援方法が全員同じではないため、学ぶべきことが多いです。これに挫折しないように前向きな気持ちが必要です。




まとめ

今回のブログで放課後等デイサービスについて詳しくお伝えしました。この施設は、子どもたちの成長と発達を支え、社会への参加を促進する重要な場所です。放課後デイサービスの仕事である個別支援計画に基づいた支援、学校や自宅への送迎、保護者とのコミュニケーションなどを通じて、子どもたちの成長に喜びを感じたり、子供や同僚と感動を分かち合うことができます。福祉の分野でのキャリアをご検討されている方は、ぜひ放課後デイサービスの仕事も検討してみてください。

 

 

 

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